Automatic Data Processing(オートマティック・データ・プロセッシング)の決算情報・分析

米国株

Automatic Data Processing(オートマティック・データ・プロセッシング)(ティッカーシンボル:ADP)の決算情報です。

Automatic Data Processingは、人事・労務など企業の管理部門的な業務を請け負っている企業です。

事業ごとの売り上げは次のとおりです。(単位は百万ドル)
HCM 6,540.9
HRO 2,543.2
PEO 2,907.7
Global 2,052.8
Interest on funds held for clients 545.2

HCMはHuman Capital Managementのことで、人的資本(人事)管理システムを顧客企業に提供することによる売上げです。
HROはHuman Resource Outsourcingのことで、顧客企業による人事労務業務(給与計算・福利厚生・勤怠管理・各種保険・採用など)のアウトソーシングを請け負っています。
PEOはProfessional Employer Organizationで、顧客企業の従業員を雇用し、人事労務に関する業務全般を代行する組織のことですが、ADPはこれ実施しています。

間接部門である人事労務業務をPEOに任せることによって、企業は本業に集中できます。また、PEOは複数の企業を顧客に持つため、保険や福利厚生プログラムに加入の際、それら全てが従業員としてカウントされます。すると、顧客企業が単体で加入するよりも低いコストでより良い福利厚生を提供できるようになり、被雇用者にもメリットが大きいです。このような性格から、中小企業向けのビジネスモデルのようです。

日本では人事部が絶大な力を持っています。その力の源泉は採用・人事異動でしょう。ですから、採用までもアウトソーシングすることがある米国は別世界ですね。

また毎月、雇用統計の2日前(第1水曜日)に発表されるADP雇用統計を発表している会社でもあります。雇用統計の先行指標として、注目度の高い指標です。

46年連続増配中です。配当利回りは2%弱です。

四半期決算
過去8四半期(2年)の四半期決算のEPSと売上の予想と結果です。
一時期を除き概ね結果は予想を上回っています。

通年決算
過去8年のDPS、EPS、CFPS、SPSの推移です。
SPSはほぼほぼ綺麗な右肩上がりとなっています。

SPSが突出していて見にくいため、SPSを抜いてみると、グラフは次の通りとなります。
各指標とも概ね右肩上がりとなっています。

チャート
日本時間2021年6月10日23:00頃の日足チャートです。
2021年初めにボトムをつけて以降、半年近く上昇トレンドを続けています。

業績良好、そこそこな配当利回り、連続増配中、発行株式数は年々減少、手堅い事業等、非常に好感の持てる銘柄です。
なかなか買いタイミングは掴めませんが、長期に渡りホールドし、その中で買いのタイミングを気長に見計らいたい銘柄です。

参考サイト
●Annual Reports on Form 10-K
●四半期決算 Investing.com
●通年決算 Morningstar
●チャート TradingView

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