大学ランキング ー令和2（2020）年度 国立大学法人が設置する附属病院の収入額

日本の大学の数字にまつわる姿をランキング形式で紹介します。今回は、国立大学法人が設置する附属病院の収入額です。

国立大学法人が設置する病院は全国に42あります。東京と北海道には2つ病院あることから、当該病院の無い県が7つあることになります（岩手、福島、栃木、埼玉、神奈川、奈良、和歌山。埼玉や神奈川のような大きな県に無いという事実は意外感が大きいです）。

収入額の1位は東京大学医学部附属病院ですが、2位は意外にも九州大学病院で、病床数も2番目に多いです。
また、 東京医科歯科大学医学部附属病院が病床数のわりに収入が大きいのが目を引きます（外来収入が大きいのでしょうか？）。
京都大学の順位が意外と低いのは、立地している自治体の人口規模だったり、京都府立医科大学附属病院という大きな病院が同じ市内にあったりすることが原因かもしれません。
千葉大学医学部附属病院の収入が大きいのは、首都圏に立地しているのが影響しているのでしょうか。
筑波や広島よりも旧官立医科大学（千葉・岡山・長崎・新潟・熊本・金沢）の方が病床数が多いのは、その伝統に由来していそうです。
こんな感じで、一覧を見ていくと、いろいろと気になるところや発見があったりします。

余談ですが、病院が医学部に附属している場合と大学に附属している場合とがあり、前者の場合は学内で医学部の力が強いのかなぁと思ったりもします。

※金額の単位は百万円。
※各大学の大学概要等より作成。
※備考に特段の記載がない限りは、令和2年度予算ベースの額。